電話占いとは?
スマートフォンが普及した今、占いの主流になりつつあるのが電話占いです。
いつでも、どこでも、電話で占いができるので、特に誰にも相談できない悩みを抱えている方に人気になっています。
電話占いの歴史とは?
電話占いの歴史自体はそれほど古いものではなく、対面占いのオプション的なものとして占い師が占う程度のものでした。
1990年代のダイヤルQ2時代あたりから、「電話占い専門」「1分毎の課金」「料金後払い」などのサービス形態がでてきて雑誌などのメディアでの広告露出を増えてきました。
199X年の世紀末オカルトブームが盛り上がりをみせ、それとともに市場は拡大し、対面占いと電話占いというひとつのスタイルが確立されました。
その後、オカルトブームは収束しましたが、インターネットの普及と、スマートフォンの普及により、再びブームに熱を帯びるようになってきました。
電話占いの仕組みとは?
電話占いの仕組みは、まず窓口となる電話占いサービスを提供している会社に連絡します。
このとき、会社によっては、コンシェルジュのように案内スタッフがいる場合もあれば、オペレーターを介さずに音声ガイダンスなどを利用できるところもあります。
電話占いが初めての方は、コンシェルジュの機能はありがたいですし、何度も利用して慣れている方はガイダンスや直通のほうが便利ですので、どちらがいいかは好みで選ぶと良いでしょう。
対面占いと電話占いの違いとは?
直接占い師とあなたが面と向かって占いを行うのが、対面占いです。
一方、電話占いは、その名の通り、占い師とは直接会わずに電話越しに占いを行います。
面と向かって直接占いを行う対面占いだと、恥ずかしくて言えない事や、本音を吐き出せない事などがありますが、
電話占いの場合は、直接顔を合わせないので、本音を打ち明けやすいメリットがあります。
逆に、直接顔が見える分、あなたの微妙な表情の変化を感じ取れるのが対面占いのメリットでもあります。
また、電話占いの最大のメリットとして、自宅などから遠くて中々お店に通えない方や、お店に行く時間がないなど忙しい方にも、対面鑑定同様に占ってもらえることがあげられるでしょう。
対面占いと電話占いの占いスタイル比較
対面占いの占いスタイルは、基本的にコース時間の都合上、占い師主導のペースで占いがすすめられます。
また、占い師のもとに直接あなたが足を運ぶ必要があります。当然、遠方の場合は交通費もかかってきます。
電話占いの占いスタイルは、時間制限がないのであなたのペースで占ってもらうことができます。
電話さえできればいいので、場所や時間を気にすることなく占ってもらうことができます。交通費もかかりません。
ただ、電話占いの特性上、人相占いには対応していないことが多いです。
ライブチャット形式や、スマートフォンのカメラなどを利用して人相占いが可能なところもありますが、対面ではないという電話占いのメリットも幾分薄れてしまうので、一長一短です。
対面占いと電話占いの料金比較と料金相場
対面占いの鑑定料金相場は、 20分3000円が相場です。
こちらをもとにして、 1分150円。これに通話料を含めると 1分200円前後が電話占いの鑑定料金相場になります。
対面占いの場合もそうですが、電話占いの場合も、人気占い師は鑑定料金が高くなったりすることもあります。
会社によっては、占い師一律鑑定料金を設定しているところもありますが、占い師によって鑑定料金が異なることもあるので注意しましょう。
また、最近の電話占い人気に乗っかり、沢山の新しい電話占いサービスがでてきています。
そうした中には、1分1,000円以上もする高額な鑑定料金を設定しているところもあるので気をつけましょう。
必ずしも「値段が高い=いい占い」というわけではありません。リーズナブルな鑑定料金でも最高の鑑定を行ってくれる占い師はたくさんいます。
電話占いで失敗しないコツとは?
電話占いにも失敗しないためのコツ、ポイントがあります。
占い師に相談するべきことや、上手な質問方法などを紹介します。
コツを抑えておかないと、占い依存症に陥ってしまったり、悩みがより深刻になったりしてしまいます。
「もし当たらない占いがあるならば、それは占いの聞き方が悪い」のかもしれません。
占い師への上手な質問方法とは?
質問したいテーマを絞り込む
まずは、一度に相談する内容を絞り込みます。
悩みはたくさんありますが、優先順位を付け、今一番助言がほしい内容に絞ります。
一度にたくさんの質問をしてしまうと、無駄に相談時間が長引いてしまったり、的確なアドバイスがもらえなかったりしてしまいます。
また、占い師によって得意な相談内容も変わってきますので、絞り込んだ相談内容がもっとも得意な占い師を探すことができます。
占いをどう役立てたいのか明確にする
「恋人はできるでしょうか?」というような漠然とした質問はNGです。
また、「彼とはいつ付き合えますか?」というような望む結果ありきの聞き方もNGです。
結論ありきの視野の狭い質問は、鑑定結果次第では落ち込むだけで何の解決にもならないか、占いジプシー(占い依存症)に陥る危険があります。
「自分の恋愛運を良いものとしていくために今何ができるでしょうか?注意点やポイントはありますか?」
というような、視野の広い開運法を聞くようにしましょう。
以下のポイントを自分の中でおさえておくと良いです。
- 何に悩んでいるのか?
- どうなったら良いと思うのか?
- どうして占ってもらおうと思ったのか?
- 占ってもらいどうしたいのか?
最後のポイントの「占ってもらいどうしたいのか?」については、
その後に自分がどう努力をしていくのか?という姿勢が重要になります。
質問内容や情報の小出しは厳禁
占い師の鑑定結果によっては不満を感じることがあるかもしれません。
そんなときは、どうしてそうなるのか?回避できるポイントはないのか?ある場合はどんな努力をすればいいのか?など、どんどん質問するようにしましょう。
主導権はあなたにあるのです。
やってはいけないのは、情報の小出し。
あらかじめ必要な情報をしっかりと伝えておらず、鑑定結果によって「実はこうなんです…」という追加情報を出していくのはよくありません。
当然その情報によって鑑定結果も異なってくるでしょうし、それまでの時間がまったくの無駄になってしまいます。
些細なことだと思っていても、占い師にとって重要な情報になることもあります。
伝えづらい内容でも、鑑定結果を大きく左右する内容であることもあります。
情報は小出しにせず、しっかり伝えるようにしましょう。
電話占いで注意すること
最後に、電話占いで注意することです。
電話占いに限ったことではありませんが、占いジプシーには十分気をつけてください。
占いジプシーとは?
占いジプシーとは、次から次へと占いを繰り返し行うことを指します。占い依存症とも言えるでしょう。
ジプシーとは「放浪」を意味します。
例えば、あなたが「彼氏とケンカをした」のでやり直したいと思っています。ですが、これを機に別れたほうがいいか、やり直すべきか悩んでいたとします。
占いの結果、やり直したいと思う気持ちとは真逆の「別れた方がいい」という鑑定結果がでました。
そのときあなたは別れることを選択できますか?
「そんなはずはない」と思い、別な占い師のもとで再度鑑定してもらったり、なっとくの鑑定結果が出るまで何度も占い師のもとを「放浪」したりはしないでしょうか?
心のなかで結論は出ているけど、最後のひと押しの言葉がほしい…。でも、裏を返せばそれは「失敗しても他人のせいにできる状況を作りたい」ということになります。
占いは、自分の未来をより良いものにするために利用するものです。
「当たるも八卦当たらぬも八卦」といいますが、あくまでも選択・決断するのは自分自身であって、占いは考え方の幅を広げる参考書程度にとどめておくくらいの気持ちが必要ですよ。